鼠径部の痛み：中学生野球部

早いもので、もう師走となりましたが、いかがおすごしですか？
師走ですね。
師走と言う名は、先生やお坊さん（有識者）さえも走り回るという意味からきたと言われています。
一年で一番忙しい月になっています。

忘年会で、一年の嫌だったことを飲んで忘れて（笑）、一年の締めくくりをしっかり終えたら大晦日は静かに過ごしたいものです。

さて、今回は中学生、野球部の患者様が来院しました。
ランニングをしてる時に痛みが鼠径部に走り、ランニングを続けられなくなるほど、痛むと言い来院。
これは鼠径部痛症候群といい、特にサッカー選手に多くみられ、一度なると治りにくいとが特徴です。
体幹から股関節（鼠径部）周辺の筋や関節の柔軟性（可動性）の低下による拘縮や骨盤を支える筋力（安定性）低下による不安定性、体幹と下肢の動きが効果的に連動すること（強調性）が出来ず不自然な使い方によって、これらの機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化してきます。
なんらかの原因で可動性、安定性、協調性に問題を生じたまま、無理にプレーを続けると、体幹から股関節（鼠径部）周辺の機能障害が生じやすくなります。