赤でパワーオン、紫で若返り。色を食べて元気になる! - 大崎市 古川 腰痛 ぎっくり腰を解消する鍼灸整骨院

斎藤針灸接骨院

日記・ブログ

赤でパワーオン、紫で若返り。色を食べて元気になる!

野菜は健康にいいといいますが、バランスよく食べるには何に気を付ければいいのでしょうか。

そこで、「野菜を食べるときは『色』に注目」という、糖尿病専門医で、栄養指導に詳しい大阪府内科医会会長・ふくだ内科クリニックの福田正博(ふくだ・まさひろ)先生に、野菜の色と栄養素についてうかがいました。


■赤・紫・黄・緑・白・黒の6色を食べる

福田先生はまず、栄養素と『色』が密接に関係していることを説明します。

「トマトやにんじんなどの色の濃い野菜はβ-カロテン、大根やキャベツ、白菜などの色の薄い野菜はビタミンCを多く含んでいます。

また、トマトの赤は、がん予防や紫外線から肌を守ってくれるリコピン。ブルーベリーやナスの紫は、目に良いとされるポリフェノールの一種、アントシアニンという色素です。ですから、さまざまな色の野菜を食べることで、自然と栄養バランスがとれるのです」

次に、野菜の色と効能について教えていただきました。

・赤色の野菜は免疫力アップ
「トマト、ニンジン、りんご、赤ピーマンなどがあげられます。赤い野菜は食物繊維を多く含み、便秘予防効果があります。

また、トマトに含まれるリコピンは、肌を紫外線のダメージから守り、強い抗酸化作用(こうさんかさよう)でがん予防になります。ニンジンや赤ピーマンはβ-カロテンの宝庫。粘膜を強くして、細菌やウイルスに感染するのを防ぐ働きもあります」(福田先生)

・紫色の野菜で若返り
「ブドウ、ブルーベリー、ナス、プルーンなど青い野菜は、抗酸化作用があります。これは、血液をサラサラにして、老化を防ぐ役割があります。

また、紫色の色素はアントシアニンという色素で、視神経(ししんけい)をささえる物質を再合成するので、疲れ目に効果があり、視力の回復を助けます。

このアントシアニンはビタミンCと一緒にとると、抗酸化作用がより強くなるといわれているので、レモンやオレンジなど黄色い野菜と一緒に食べるとよいでしょう」(福田先生)

・黄色の野菜は美容や風邪予防に
「黄ピーマン、かぼちゃなどには、ビタミンCがたくさん含まれています。

ビタミンCはコラーゲンの合成を助け、肌にハリをもたらします。しみや小じわを防いだり、日焼けでダメージを受けたお肌の回復をうながしたりするため、女性にはうれしい栄養素です。

また、ビタミンCはストレス緩和効果もあるので、仕事で忙しいビジネスパーソンは積極的にとってください」(福田先生)

・緑色の野菜は貧血予防やストレス解消
「ブロッコリー、小松菜、ピーマン、アスパラガスなどの緑色の野菜は、鉄分とカルシウムがたくさん含まれています。鉄分は貧血予防、カルシウムには心が疲れたときに精神安定作用があります。

β-カロテン、ビタミンB群、ビタミンCもバランスよく含まれており、余分な脂肪を体内にたまるのを防ぐ役割もあるので、ダイエット効果もあります」(福田先生)

・白色の野菜は生活習慣病予防に
「生活習慣病は、中高年だけでなく若い人にも増えています。マッシュルーム、まいたけなどのキノコ類は、ガン細胞を攻撃するNK細胞を活性化し、発ガン予防が期待できます。

白菜はビタミンCを多く含み、血管の老化や動脈硬化を防ぎ、コレステロールを下げる働きがあります。白ネギや玉ネギ特有の成分の硫化アリルは、血液をサラサラにします」(福田先生)

・黒色の野菜は女性の味方
「黒豆には、大豆の2倍のイソフラボンと血液をサラサラにするポリフェノール類が豊富です。ひじき、ワカメ、昆布には水溶性食物繊維が多く含まれ便秘予防に。

ひじきは、カルシウムが牛乳の12倍もあり、黒ゴマは、悪玉コレステロールを下げる働きがあります」(福田先生)

続けて福田先生はこうアドバイスします。

「それぞれの野菜に含まれる栄養素や効能を覚える必要はありません。とにかく、『色とりどりの野菜』を食べればいいのです。そうすると、栄養バランスが整い、結果的に肥満防止や生活習慣病予防となります。まずは1食に3色の野菜を取ることから心がけてください」

野菜の色には理由がある――。カラフルな食卓は、栄養だけでなく目にも楽しいものです。これからは、「色」に注目して野菜を選ぼうと思います。





監修:福田正博氏。糖尿病専門医、大阪府内科医会会長。医学博士。「ふくだ内科クリニック」(大阪市淀川区。新大阪駅すぐ。 TEL:06-6398-0203 http://www.mog.gr.jp/)院長。名医として数々のメディアで紹介され、著書に『糖尿病は「腹や せ」で治せ!』(アスキー新書 \780)、『専門医が教える 糖尿病ウォーキング!』(扶桑社新書 \756)、また、最新刊の『専門医が教える5つの法則 「腹やせ」が糖尿病に効く!』(マガジンハウス  \1,365)は、糖尿病患者だけではなく、ヘルシーダイエットとして有効な、「食べ方」、「ウォーキング」、「腹やせ」の実践法が分かりやすく述べられ ていて話題になっている。




(下関崇子/ユンブル)

参照

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